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絣の作り方
柄作り(図案)
写真1
写真1
  久留米絣作りはここから始まります。いわば、絣の設計図です。
絵紙
  図案を方眼紙のような専用の用紙に書いていき、経緯(たてよこ)の糸の本数の配分を決めます。柄や糸の大きさによって経(たて)糸の本数は変わりますが、生地によっては、1100本ちかくの糸を使用します。(写 真1)
経尺づくり
  手織の場合、絵紙にあわせて尺(経尺)を作ります。後のくくりのの工程際に使用します。
下絵
写真2
写真2
  仕上がり時に図案と比べておよそ7%の縮みが生じます。そこで、絵紙を縮み具合を考えながら書き直します。
絵糸書
  緯糸をくくる時必要となります。下絵の上に糸をはり、緯糸の絣の部分に印をつけて行きます。いわば、括りを行う際の種糸です。
経はえ(たてはえ)
  それぞれの柄に合わせて決まった数の経(たて)糸を束状にして巻き取っていきます。(写 真2)
ぬきはえ (整緯)

写真3−1
写真 3ー1
写真3−2
写真3ー2

  それぞれの柄にあわせて決まった数の緯(よこ)糸を束状に巻き取っていきます。
糸たき(精練とも呼びます)
  不純物を取り除く為に、2時間〜4時間ほど糸を沸騰したお湯につけます。
さらし(漂白とも呼びます。)
  染め上がりを美しくする為に漂白します。
のりづけ
  糸の乱れを防ぐ為におこないます。
括り(くくり)
  柄の部分を、糸(括り糸と呼ぶ)で“ぐるぐると”縛ります。くくった部分は染料が入らないので括った糸をほどくと、その部分だけが白く残ります。この白い部分が柄になっていきます。この工程が絣の仕上がりのよしあしを決めます。写 真3-1と写真3-2は機械によるくくりにです。                   ※昔から伝わる括りは手括りといい、糸の変わりに粗苧(あらそう=麻の一種)をつかい前述した工程の絵糸書きでつくった種糸を用いて手作業で括っていきます。※括りとは染料が付かないように柄の部分を糸で縛ることです。
藍建
写真4
写真4
  藍染で染める為の準備の事を“藍建 (あいだて)”と言います。染めれるようになるまで14日間〜20日間かかります。藍は生き物の為、藍染する日やしない日にかかわわず、必ず1日に1回、瓶の中を撹拌しなければいけません。また藍汁を舌で舐め、藍の状態の良し悪しを判断します。この技術を体得するには相当の経験と日数を要します
藍染
  藍建を行い14日〜20日ほど経つといよいよ染めの工程に入ります(写 真4)。1つの藍瓶に1日で染める事が出来る量が6〜8sと限られる為、8〜16個の藍瓶を必要とします。瓶に糸を入れて、引き 上げ、絞り、染まりを良くする為に糸をたたき糸の中に空気を入れ酸化させ、そしてまた、瓶に糸を入れます。この工程を15〜20回ほど繰り返します。久留米絣は藍染と化学染料による染めの二種類があります。
水洗
  藍染で染めた際に糸に付いた不純物 (アクなど)を取り除きます。
絣解き(かすりほどき)
写真5
写真5
  括りは染料が中に染み込まないように行うので、括った部分をほどくと白い部分が残ります。
水洗
  染めた色を際だたせるため行います。
糊付・乾燥
  織りを始める際に糸の乱れを防ぐ為に糊 (のり)をつけ天日干しし、乾燥させます。経(たて)糸は長いもので約150mほどあり、写真5のように外で糸を干しますので晴雨だけでなく風向など天候に非常に左右されます。
経割(柄あわせとも呼びます)
  経糸を柄に合わせて束ねていきます。
割り込み・筬通し


写真6

写真7

  絵紙で決めた糸数にならって、無地糸とかすり糸を並べます。
経巻(たてまき)
  経糸を 絵紙で割り出した糸数にしたがって、無地糸と柄の絣糸を並べます。並べた糸を一方から筬羽を一つ一つ開けながら、一羽(ひとは)に2本ずつ通していき、巻箱に巻いていきます。(写真6)
あぜかけ(綜こう通しとも呼びます)
  巻箱に巻いたものを上下に分かれた綜こうに通していきます。
機仕掛
  あぜかけした糸を織機(しょっき:はた織機の事)にセットします。
緯割
  緯糸を図案の配分を考えながら、糸篠にあわせて割 っていきます。
枠上げ
  上記の緯糸を緯取枠(ぬきとりわく)に巻いていきます。
管巻・トング巻

写真7
写真8

 

 

 

 

 

 

  手織りの場合、緯取枠から杼に入れる竹管に緯(よこ)糸を巻いていきます。動力織りの場合は、トングという板に緯(よこ)糸を巻いていきます。(トング巻:写真7)
織り
  手織りと動力機による織りがあり、どちらも経験と技術を必要とします。
湯のし・乾燥
  防縮・色とめをかねて、織りあがったものを湯に通し、乾燥させます。 また湯のしをする事で糊が取れ、風合いがよくなります。(写真8)
整反(せいたん)
  傷などの有無を検査・確認しながら長さをはかります。
検査
  久留米絣協同組合にて検査され合格したものがようやく皆様のもとに届きます。
     
     
     
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