工房 かすりの里(R)
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久留米絣ハギレセット
久留米絣 坂田織物

絣の作り方

絣が出来上がるまでの作業はおよそ30工程にもおよび完成まで約2カ月要します。
皆様により絣を知っていただくために、反物がどういうふうに
作りあげられていくのかを簡単にご説明します。

1. 柄づくり(図案)

まず、絣の柄のデザインを行います。(写真1 )
久留米絣作りはここから始まります。

2. 絵紙

デザインした柄を方眼紙のような図案専用用紙に書き経緯(たてよこ)糸の配分・配置を決めます。
経糸だけでも柄・糸の種類によっては1100本近くの糸を使用します。

3. 経尺づくり

手織りの場合絵紙に合わせ経尺をつくります。
これは後の工程に出てくるくくり作業で必要となります。

4. 下絵

生地は仕上がり時に、縮みなどが生じるためその縮み分を計算しながら絵紙を書き直します。

5. 絵糸書

緯糸の柄部分をくくる際、目印となる種糸を作ります。

6. 経はえ(たてはえ)

絣の経糸配分が決まると織るのに必要な糸を用意します。(写真2)
通常750本~1120本の経糸を使用します。

7. 緯はえ(ぬきはえ)・整緯

経糸と同様に織るのに必要な緯糸を用意します。(写真3)

8. 糸たき(精練)

糸の不純物を取り除くため2時間〜4時間ほど沸騰したお湯につけます。

9. さらし(漂白)

染めあがりを美しくするために糸を漂白します。

10. のりづけ

作業を進める時に、糸の乱れを防ぐため糸にうすくのりをつける。

11. 括り(くくり)

柄になる部分を糸や※粗苧(あらそ)で縛ります。(写真4)
また、機械によるくくりもあります。(写真5)
くくった部分は染色時に色がつかずほどいたところが柄になってゆきます。
※粗苧(あらそ)=麻の一種をひも状にする

12. 藍建

藍染で染めるための準備を藍建(あいだて)といいます。

13. 藍染・化学染色

糸の染色を行います。
藍染めは染まりをよくするため糸をたたき空気を入れ酸化させ染めるという作業を15〜20回ほど行います。(写真6)
化学染色(写真7)

14. 水洗い

染めた際、糸ついた不順物やアクなどをあらいながします。

15. 絣解き(かすりほどき)

括った部分をほどきます。(写真8)

16. 水洗い

再び洗い染めた色を際立たせます。

17. のりづけ・乾燥

織りの工程へ入る前糸が乱れないよう再びのりづけし天日干をします。(写真9)

18. 経割(柄あわせ)

経糸を柄になるよう束ねていきます。(写真10)

19. 割り込み・筬通し

絵紙で決めた糸数にならい無地糸とかすりを並べていきます。

20. 経巻き(たてまき)

織り機に経糸をセットする為巻き箱に巻き取ります。(写真11)

21. アゼかけ(綜こう通し)

巻き箱に巻き取ったものを上下に分かれた綜こうに通します。

22. 機仕掛

経糸を一本一本繋いで織り機にセットします。

23. 緯割

図案の配分を考え、緯糸を糸篠にあわせて割っていきます。

24. 枠上げ

割った緯糸を緯取枠(ぬきとりわく)に巻きます。

25. 官巻・トング巻き

緯は、手織りの場合は緯取枠から杼に入れる竹管に巻き
動力織りの場合はトングという板に巻きます。(写真12)

26. 織り

手織りと動力機による織りがあり、どちらも経験と技術を必要とします。(写真13)

27. 湯のし・乾燥

織りあがったもの防縮・色とめをかねて湯通し、乾燥させます。
また湯のしをすることで工程途中につけたのりが取れ風合いもよくなります。

28. 整反(せいたん)

傷などの有無を検査・確認しながら長さをはかります。

29. 検査

久留米がすり協同組合にて検査され合格したものがようやく皆様のもとへ届きます。


写真1


写真2


写真3


写真4


写真5


写真6(藍染め)


写真7(科学染色)


写真8


写真9


写真10


写真11


写真12


写真13

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